今年の10月、
ふと懐かしくなってミクシイさんで小学校時代よく遊んでいたMくんの名を打ち込んでみたら、見事にヒットしました。
私は小六で別の小学校に転校し、それ以来連絡は取っていませんでした。
15年振りのコンタクトです。
おそるおそる、わななきわななきメッセージを送ってみたところ、やはり本人と確認。
神戸のとある大学のロースクールに通っているとのこと。
「めちゃ近いやん!」ということで、今日会ってきました。
15年、というのは、屋久島の杉が聞けば鼻で笑うほどの時間かもしれませんが、
人間にとっては結構な時間です。
流れる時の中で人は変わってしまいます。
しかも10代という心の柔らかい時期を隔てての再会。
同窓会もろくに出たことのない私にはよくわからない感覚でした。
例えばこの15年間のうちに何かのはずみで、ごく普通のカワイイ小学生だったMくんが南米の植物マニアになってしまい、
南米の植物、とくにペルーの山奥に生えているキノコの話題でしか会話を楽しめない人間に育っている可能性もあります。
「会話が弾まなかったらどうしよう」という思いで、私はそわそわしながら待ち合わせ場所に立っていました。
結論からいうとMくんは南米の植物マニアにはなっていませんでした。
それどころか南米にも行ったことはないようでした。
事前に交わしていたメールでも、南米の話題は出なかったので、その辺りは大丈夫だと踏んでいましたが。
後はヤキトリをかみかみ、思い出話と、近況を語り合って、あっという間に三宮の夜は更けていったのです。
「15年振りやなあ」と確認しあう。
久しぶりという感慨ももちろんですが、15年という時間をあっという間に感じられたことで、
オトナになったんだなあと心の中で確認していました。
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