忍者ブログ

牛歩庵―鍼灸師・中国語医療通訳/翻訳者のblog

「鍼灸はなんで効くの!?」「ツボって何?」

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【翻訳書】海角七号 君想う、国境の南 発売

年末公開の台湾映画、『海角七号 君想う、国境の南』の小説版の翻訳を担当しました。

徳間書店から出版、ライターの木内貴子さんとの共訳、12月17日(木)の発売です。


60年前、一人の日本人教師と、台湾人の女学生。
二人は教師と生徒という間柄でありながら、お互いを愛し合っていた。
だが、戦争が終わり、敗戦国の国民であるその教師は、帰国を余儀なくされる。

別れの港、岸を離れる船、見つめ合う二人。
教師は、船の上で、彼女への恋文を書き続けていた。
しかし、その手紙が彼女の元に届くことはなかった。

そして現代。
ミュージシャンの夢に破れ、故郷恒春でくすぶる青年と、
仕事で恒春にやってきた日本人女性。
反目し合いながらも、なぜか引かれ合う二人。
そしてひょんなことから、60年前、届くことのなかった恋文を巡る彼らの物語が始まる。


上映される劇場は非常に少ないのですが、ぜひとも映画を見て頂きたいと思います。
複雑な経緯を経て、今なお強く結ばれている日本と台湾の絆を感じられるはず。

拍手[0回]

PR

書評記事

12月13日(日)の朝日新聞に、拙訳『不機嫌な中国 中国が世界を思いどおりに動かす日』の書評が掲載されるとのこと。

本当にありがたいことです。非常感謝!

喜ぶのは内容を見てからか……



拍手[0回]

職業は凧揚げです

今週は翻訳三昧で、自宅でも事務所でも、起きている時間は学校を除いてほとんどパソコンとにらめっこ。

雑誌記事三本、台湾戸籍、新聞記事、そして次の本

授業中によく気を失いかけてグラグラになっているので、クラスの人に笑われる。
ほんまにちょっとリズムとペースを考えないと、本末転倒になってしまう。

書籍の方はおかげで分担部分を一通り訳し終わり、始めに戻って文章を確認している。

彫刻で大まかに形を作ったものを、ヤスリがけして木くずを払い、余分な部分を削って輪郭を際立たせるような心持ちです。

やり過ぎると「角を矯めて牛を殺す」ことになるのだけれど、生きている牛さんと違って、電子データは殺しても何回も生き返る。
基本的に手を入れれば入れるほど、良くなってくるのがわかるので、この作業は楽しい。


「原文」という地面に、糸で縫い止められつつも空を華麗に舞う「凧」を揚げているような思いがする。
見えなくなってもいけないし、低い所を飛ばすだけでは少しも楽しくない。敢えてトリッキーな動きをして、見ている人をはらはらさせたり。

あくまでも原文があるので、そこから外れてはいけないのだが、そうした制限のある中で、どれだけ自由な表現ができるかがおもしろいところだと思う。


正解はどこにもない。

拍手[0回]

翻訳書【不機嫌な中国】出版

CIMG0237_R.JPG
(左から、中国大陸版・日本語版・台湾版)

『不機嫌な中国 中国が世界を思いどおりに動かす日』という本を翻訳しました。原題は、『中国不高興 大時代、大目標及我們的内憂外患』といいます。
作家、映像プロデューサーの邱海濤氏との共訳です。
9月下旬、徳間書店より発売されます。

13年前に出版され、世間を賑わせた『ノーと言える中国』の続編として世に出た本書は、瞬く間に中国国内で大きな話題を巻き起こしました。一部の作者は両書で共通しています。

五名の学者たちが、「世界の資源は中国によって有効に管理されるべき」、「西側がヨーロッパ以外の各大陸から立ち去れば、我々もチベットから手を引こう」など、過激な主張を繰り広げます。

中国の台頭、覇権への道を隠すことなく主張する本書ですので、批判を浴びることは間違いないと思いますが、平和的環境に慣れ、「戦い」を口にすることすら拒否しようとする日本人にも訴えかけてくるものがあるはずです。





拍手[0回]

あるいはサライ

翻訳がいよいよ大詰めです。

二十四時間テレビで言えば、「負けないで」とかを歌っているあたりか。見てないけど。

今は最後の校正中。

明日(もう今日か)に発送しなければならないので、最後のチェックになります。

自信作、と言いたい。


拍手[0回]

twitter

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

プロフィール

HN:
岡本悠馬
性別:
男性
職業:
鍼灸師・中国語翻訳者/医療通訳・講師
自己紹介:
神戸市須磨区妙法寺・南天はり灸治療院の院長・中国語翻訳者です。
2007年~2009年まで在外公館派遣員として中国上海に勤務。現在は翻訳者として活動しています。鍼灸では神経生理学に基づく治療を行います。反応点治療研究会所属。神戸市外国語大学非常勤講師。

手がけたもの:政治、軍事、経済、医薬、ソフトウェア取扱説明書、料理、紀行文、芸術展パンフレット、観光案内、中国語学習教材、古文(唐詩・宋詞など)、現代小説等。

メールアドレス:
okamotoyum★gmail.com(★を@に変えて送信)

最新コメント

[02/26 Surveys]
[06/01 許]
[07/25 Masa@Shanghai]
[07/13 Masa@Shanghai]
[06/18 Masa@上海]

最新トラックバック

バーコード

ブログ内検索

P R

フリーエリア

アクセス解析

Copyright © 牛歩庵―鍼灸師・中国語医療通訳/翻訳者のblog : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]