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牛歩庵―鍼灸師・中国語医療通訳/翻訳者のblog

「鍼灸はなんで効くの!?」「ツボって何?」

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聴く中国語3月号が発売されました

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聴く中国語3月号が発売されました。
語学書コーナーで見かけたら手にとって見ていただければ嬉しいです。


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遅れて届いた年賀状

上海で働いていた時の同僚や友人宛に年賀状を出していた。
今週になってようやく「とどいたよー」という連絡がやってきた。
確か年賀状を投函したのは昨年12月29日。
一向に音沙汰がないので、もはや失われてしまった(あるいは全無視された?)ものと諦めていたけれど、まさか一ヶ月かかるとは。
上海は南米あたりに移動したのだろうか。
近頃雪が積もった降ったとかいうニュースがあったので、アンデス山脈あたりかと推測される。

とりあえず到着したので一安心。図らずも春節のご挨拶になってしまった。

封書なら一週間程度で大体紛失なく届くけれど、やっぱりハガキをそのまま出すのはリスク高いなあと感じた次第です。

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『人体 失敗の進化史』 を読んで

人体 失敗の進化史』(遠藤秀紀・著)を読みました。

 

 

身体の不思議について語る際によく聞くのが、
「生き物の身体というのは実に巧妙に作られていますねえ」
という感嘆の声だと思います。

 

 

本書を読めば、進化の歴史とは行き当たりばったり、その場しのぎと言ってもいいくらいの絶え間ない設計図の「書き換え」の結果であることを知るでしょう。

 

 

生命が誕生してからの悠久の時間の中では、進化は猛スピードで行われていること。

 

身体とは、決して工業製品のように最初から最後まで何らかの目的に沿って設計されたのではないということ。

 

時にミスを重ね、器官によっては偶然によって当初の目的からはかけ離れた機能を備えるに至っていることなど、

 

筆者は動物の遺体の解剖を通じて、生命がたどってきた5億年の進化の旅路に迫っています。

 

 

例として、本来骨とは身体を支持するためのものではなく、リンとカルシウムの貯蔵庫であったこと、肺とは呼吸器ではなく、魚の浮き袋であったことなどを紹介しています。

 

 

それらを面白おかしく紹介するだけならば、本書はただの「ためになるエキサイティングな科学読み物」ですが、筆者は四足歩行から二足歩行への劇的な変貌を遂げた人類を、「五十キロの身体に一四〇〇ccの脳をつなげてしまった哀しいモンスターなのである」と述べ、「次の設計変更がこれ以上なされないうちに、わが人類が終焉を迎えるという、哀しい未来予測」をしています。
加えて終章では我が国の学問を巡る絶望的状況にも警鐘を鳴らしています。

 

 

あらゆる生き物の身体を観るときに、単に「この筋は足を挙上して…」という点的理解をするのではなく、それが歴史的にどのような目的で設計され、どういう意味があって今の形を持つに至ったのか、一つ次元を加えて考えるようになるはずです。

そして、身の回りにいる魚、鳥、イヌ、ネコ、サル…あらゆる動物が5億年の謎に迫るヒントを与えてくれることを教えてくれる一冊でした。

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外国語が勉強したくなる本

黒田龍之助先生の(面識はないけれど、あえて先生と呼びたい)『語学はやり直せる!』を読みました。

学生時代に『
外国語の水曜日』を読んで以来、この方の本は大体チェックしております。

数々の外国語にまつわるアヤシイ常識を、軽やかにひっくり返していきます。

初心者に限らず、ある程度できるようになった人も、「外国語はこういうものだ」という固定観念にはまってしまうことがあります。

そんなときに黒田先生の本を読みます。
どうやったら、学習を長く、楽しく続けられるか、たくさんのヒントが詰まっています。
何よりも黒田先生が誰よりも言葉の勉強を楽しんでいるので、読者はなんだか自分もできる、という気分になれるのでしょう。

読んでいるうちに、私にも何か新しい言語を学びたいという欲求が生まれました。
やりたい言語はあるのだけれど、今はちょっと封印しておこう。

学んだ言語の数だけ、人間らしくなっていく」という諺があるという。(p72)


外国語を学んでいても、なかなか身につかないし、世間で言うほどイイコトはないかもしれない。
それでも初めて「通じた!わかった!」という感動を味わえた人は、ずっと続けていけると思います。

理想論かもしれませんが、これから世界の中心は○○(ここには中国だとかインドだとか、中東などの言葉が入る)だから、○○語だ!とか、■■社が○○語を社員に義務づけ!などはあまり好きではありません。必要なことだとは思いますが。

私自身は英語があまりにももてはやされる「チヤホヤ言語」になっていることに反発を覚えて中国語を選んだら、10年ほどの間にいつのまにか中国語がチヤホヤ言語になっていて、「先見の明があったね」などと言われて戸惑うことがあります。

どんなに世間で注目されていなくても、自分の好きな外国語があって、ちょっとでもその言葉を話す人たちのことを知って、まだ行ったことのないその国に思いをはせる。
それは人間を理解する方法として、とても素敵だと思います。


黒田先生の本では、先に挙げた『外国語の水曜日』の他、『
その他の外国語』もおすすめです。
なんだか人を食ったタイトルですが、いわゆる「マイナー言語」への愛がほとばしる本です。装丁もかわいらしい。(私はこういうマークとか、家紋とかがいっぱいならんだ図柄が妙に好きだ)


逆に外国語学習をきびしい修行だと感じさせてくれる本に、『
英語達人塾』・『英語達人列伝』(斎藤兆史・著)があります。
この本は反対の方向から語学のおもしろさ、奥の深さを感じさせてくれるアツイ本です。
プロを目指す方なら、読んでおいて損はありません。「達人とはここまでやるものなのか」と、先人の努力と情熱に胸を打たれ、自分の甘さを痛切に感じることができるでしょう。

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楽しい印刷屋さんで名刺を作った

神戸にある「前川企画印刷」という印刷会社さんで名刺を作ってもらいました。

ブロガー名刺」という企画で、格安で名刺を作成していただけます。

オリジナルデザインの名刺が両面カラーでなんと100枚1800円。

デザインは納得いくまで何度でも変更可能という、こっちがハラハラしてしまうほどの大サービス。

ブログにトラックバックをする、というのが条件です。

本日完成品が到着しましたが、さすがプロ。きれいに印刷していただきました。

私は自分で両面のデザインを作り、データをお送りして作ってもらいました。
レイアウトも見やすく修正していただいたので、非常に満足のいくできあがりでした。紙質も良いです。


文面やイラストなども作成していただけるので、この機会にオリジナル名刺を作成してみてはいかがでしょう?

名刺以外の業務もちょっと他とは違うコンセプトで行われているようで、いろいろと参考になりました。

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プロフィール

HN:
岡本悠馬
性別:
男性
職業:
鍼灸師・中国語翻訳者/医療通訳・講師
自己紹介:
神戸市須磨区妙法寺・南天はり灸治療院の院長・中国語翻訳者です。
2007年~2009年まで在外公館派遣員として中国上海に勤務。現在は翻訳者として活動しています。鍼灸では神経生理学に基づく治療を行います。反応点治療研究会所属。神戸市外国語大学非常勤講師。

手がけたもの:政治、軍事、経済、医薬、ソフトウェア取扱説明書、料理、紀行文、芸術展パンフレット、観光案内、中国語学習教材、古文(唐詩・宋詞など)、現代小説等。

メールアドレス:
okamotoyum★gmail.com(★を@に変えて送信)

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