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牛歩庵―鍼灸師・中国語医療通訳/翻訳者のblog

「鍼灸はなんで効くの!?」「ツボって何?」

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聴く中国語1月号が発売されました

 『聴く中国語1月号』が発売されました。私も編集協力しています。
初級から上級まで、バランス良くまとめられた良い学習誌です。ドラマのDVDも毎号ついています。

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大学一年生から二年生に上がる際、非常によくできる先輩に勉強法を尋ねた時に、「聴写(書き取り)をやりなさい」と言われ、生協に売っていたこの雑誌の購読を始めました。
学生時代はニュースコーナーを必死で書き取っていました。聞き取れない単語が多すぎて、文は穴だらけ、答合わせをすると真っ赤に修正というありさまでした。
同時にNHKオンラインの中国語放送のシャドウイングをしていました。
このサイトはテキストも表示されるので、意味を確認しながら練習ができるのでおすすめです。

いつのまにか中国語を教える立場にもなりましたが、生徒さんにも必ず書き取りはしてもらいます。
最初は、できない自分をまざまざと突きつけられるので苦しくて仕方ないのですが、わかるようになったときの感動は味わったものにしかわかりません。

近頃はひたすらパソコンに向かって翻訳する作業ばかりになり、話す時に上手く口が回らなくなってきたので、もういちど基本の朗読を再開しています。

あまり目新しいものではありませんが、勉強法や素敵な教材の数々は、追い追いこのブログでご紹介したいと思います。


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鍼は足で打て

実技の練習中に、先生から

「鍼灸師は足使って打たないといかんぞ」

と言われました。

立ち位置や姿勢、鍼を打つときの力のかけ方、そして視線が大事だという意味です。

患者さんが目の前に寝ているからといって、自分も同じところで漫然と作業するのではなく、

少しでも打ちやすいポジション、相手への負担の少ない刺鍼をする方法を考える。

どんな部分にも工夫の余地はある、それこそが「優しさ」だと、改めて感じた次第です。

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うれしいことば

 初対面の鍼灸師の方と、二人で食事をした。

唐突に、

「きみ、生意気」

と言われた。

久しぶりにこんなことを言われたので、うれしかった。
もちろん、ムっとした。でも元気が出た。

食べていた餃子が、猛烈な勢いで消化されていくのを感じた。

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サンリ治療院の舟橋先生ご紹介

 私が尊敬する鍼灸師の先生をご紹介します。

岐阜のサンリ治療院の舟橋寛延先生です。
ブログ
「鍼灸で行こう!」
岐阜の
はり灸専門サンリ治療院

私が通っている鍼灸学校の先輩です。
昨年淡路島へ
反応点治療研究会の合宿に行ったときに初めてお会いしました。
リンク先のブログをご覧頂ければ、舟橋先生が言葉をとても大切にされていること、
患者さんと、そして自分自身の人生の充実のために惜しみない努力をされていることが伝わってくると思います。

ご自身の意見はもちろん、対話する相手の状況をしっかりと受け取って、明確に、わかりやすく伝えてくれる。
自分でもどう伝えていいかわからなかったもやもやした思いすら汲み取ってくれる、そんな先生だと思います。
舟橋先生の言葉に救われている患者さんはたくさんおられると思います。
ぜひ一度ご訪問下さい。


同じ時期に入学できたら良かったのに!!


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翻訳とは時の流れのうたかたなり

近頃夜更かし三昧になってしまったので、眠気覚ましに錠剤のカフェインを飲んだりしていました。あれはやたらと効きます。

当然のことですが、眠気は取れても頭がバシっと冴えるわけではないので、もう使いたくありません。

薬局で400円で買えてしまっていいのだろうか。毎日買っていく人もおるらしい。

もう少し効率よく、集中して仕上げる力がないと、この仕事を長く続けることはできないと思いました。


『翻訳家じゃなくて カレー屋になるはずだった』(金原瑞人)という本を読みました。印象(最初に「陰証」と変換されるのが非常にいまいましい)に残った一節:

(引用始め)

翻訳の寿命は長くて二十年。これを過ぎたものは、新しい人が訳し直すほうがいい。最近、つくづくそう思う。「スクラップ・アンド・ビルド」はまさに翻訳本のためにある言葉といっていいだろう。
翻訳は、ただ単に新しいというだけで、十分にその価値があるのだ。(「翻訳の寿命」より)

(引用ここまで)

翻訳などは単なる「その場しのぎ」であり、「不朽の名作」などと言われる古典であっても、その時代の人々に合う形で新しく訳される方がいい、という意見に、なるほど、と思いました。

確かに、いかに古典とはいえ、100年くらい昔の日本人が書いた「マア、出し抜けに現れたと思たら、何といふことを言ふのだ。兎に角お前はここで待つてゐたまゑ」のような、今の私たちにしてみればいやに古風な文章を延々と読まされるのはかなわない。

それが日本人が日本語で書いた作品であれば、時代の空気感も含めて味わうことができますが、その時代に訳された外国作品を当時の日本語の文体で読まなければならない理由はないといえます。古い文体はそれなりに読んでいて面白いですが。

翻訳とはあくまでも仮の姿である、ということに、儚さと同時に希望を感じます。
古今東西の名作たちは、その時代その時代で一番美しい日本語をまとい、何度も脱皮を繰り返しながら永遠に生きるというわけです。


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プロフィール

HN:
岡本悠馬
性別:
男性
職業:
鍼灸師・中国語翻訳者/医療通訳・講師
自己紹介:
神戸市須磨区妙法寺・南天はり灸治療院の院長・中国語翻訳者です。
2007年~2009年まで在外公館派遣員として中国上海に勤務。現在は翻訳者として活動しています。鍼灸では神経生理学に基づく治療を行います。反応点治療研究会所属。神戸市外国語大学非常勤講師。

手がけたもの:政治、軍事、経済、医薬、ソフトウェア取扱説明書、料理、紀行文、芸術展パンフレット、観光案内、中国語学習教材、古文(唐詩・宋詞など)、現代小説等。

メールアドレス:
okamotoyum★gmail.com(★を@に変えて送信)

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